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ときどき日記
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《 大阪万博 2025 》 |
[Vol.215/2025年09月] |
今年四月から半年にわたり大阪万博が開催されています。
当初は入場者数が伸びず、目標の2000万人どころか損益分岐点の1800万人も難しいといわれていましたが、時を経るにつれ人気が出てきて八月以降は順調に入場者が増え目標に近い数字まで行きそうです。
私も家族で行ってきました。 早朝から深夜までたっぷりと楽しみましたが、各パビリオンは殆どが予約制でしかもその予約方法が複雑です。出来るだけ待ち時間を短縮するための方法なのでしょうが、アナログ世代にはなかなか難しいシステムでした。
思い起こせば五十五年前の大阪万博、アメリカ館をはじめ人気のパビリオンは殆どが三時間から五時間待ち、当時小学校だった私も親父に連れられて行ったものの時間待ちに耐え切れず、すいているパビリオンを探して入場した記憶があります。
そう思えばネットを駆使した今回の予約方法も理にかなったものなのでしょうが、昭和世代には少し手こずるもので、会場でも七十代の高齢者が予約方法を解らず困惑されている方が多かったように思いました。
万国博覧会は1851年に開催されたロンドン万博が最初だそうで、当時は世界の工場として君臨していたイギリスの最先端技術のお披露目でした。蒸気機関車をはじめ、産業革命による当時の最先端の物品や世界各国の特産品が紹介されたそうです。 日本は第三回のパリ万博において初めて参加しました。これが日本としての国際デビューで、日本の伝統文化や工芸が紹介され、後のアールヌーボーに大変影響したといわれています。 今回の万博訪問においてもクウェートやヨルダンなど中東の国々の歴史や現在の発展を見ることで中東のイメージも大きく変化しました。 昨今の世界情勢はグローバル化の反動で一国主義の台頭がみられますが、大阪万博における多くの国々の歴史、文化、そして現状を理解することで世界中の人々がお互いを理解して世界平和に貢献できることを願います。
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